イギリス建築などの住宅物件を見ておりますと、日本人の好みとは正反対の趣旨を見つけることがあります。日本人は陽のよく当たる土地や物件などを好みますが、イギリスの人々は強い日差しによって、家具や壁などが劣化することを嫌うことから高級物件であればあるほど、北向きや東向きなどの住宅物件を好むなどとも言われているそうです。
確かに日差しの強い西向きの部屋などの壁に額縁などを飾っておくと、どうしても壁紙が焼けてしまい壁紙の劣化が著しく目立ってしまうなどということもありますよね。
イギリス人は、アンティーク家具や長い歴史を持ったインテリアなどの調度品を大変大切に世代を超えて愛用する国民性があるようですので、自宅の中に差し込む日差しなどを避ける習慣があるのかもしれません。
皆さんはご自宅の住宅の立地条件には、どのようなことを望まれておりますか。日本人にとっては大変重要とされる日差しが、ところ変われば全く違う価値を持つということは大変面白いものでありますね。